首位は日本高圧 １０.７億／本紙集計 荒井建設、岩倉建設が続く／建管発注工事６月末業者別実績

　全道１０建管の２０２１年度６月末工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、札幌、小樽の２建管から計３件、１０億７４２３万円を受注した日本高圧コンクリート（株）（札幌）。２位以下は、１０件、９億３２９８万円の荒井建設（株）（旭川）、５件、８億４０２９万円の岩倉建設（株）（札幌）などと続く。受注総額は、前年度同期と比較して３.７％増の６０８億９６００万円にのぼった。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２０年度ゼロ国債、ゼロ道債、補助ゼロ道債、翌債、災害復旧Ｂは全額、長期国債は２１年度支払い分を計上した。ＪＶの受注額は、出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　受注業者数は、前年度同期と比較して１５社減の６２８社。受注総額は、３.７％増の６０８億９６００万円となった。このうち、道内業者の受注総額は５９５億８６００万円。全体に占める割合は９７.８％で、前年度同期から０.７ポイント縮小している。
　上位３０社の顔ぶれは大きく変わり、前年度同期に６３位だった日本高圧コンクリートが首位に。ほかにも、岩田地崎建設（株）（札幌）が４位、（株）吉本組（岩内）が７位、ドーピー建設工業（株）（札幌）が１１位、（株）橋本川島コーポレーション（旭川）が１３位、（株）佐々木組（岩内）が１７位、新谷建設（株）（旭川）が１８位、（株）日進製作所（札幌）が２２位、（株）出口組（新ひだか）が２３位、（株）石山組（札幌）が２４位、（株）釧路製作所（釧路市）が２５位、白崎建設（株）（釧路市）が２７位にランクインした。
　受注額が増加したのは皆増含め４２０社、２倍以上受注額を増やしたのは７０社に。５億円以上を受注した業者は４社減の１８社、３億円以上は６社増の５３社となっている。