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盛土総点検へ検討着手/土砂災害警戒区域等重点に/静岡県熱海市発生の土石流受け - 道

 道は、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流災害を受け、崩壊リスクのある盛土の総点検に向けた検討を進めている。今月10日に開かれた第1回関係府省連絡会議に基づく国からの要請内容を踏まえたもの。重点個所として、土砂災害警戒区域の上流域や山地災害危険地区の集水区域、大規模盛土造成地などが示されており、今後、建設部や水産林務部など各部が連携して点検を進めていくこととなる。国は年内にも全国の暫定的な点検結果を取りまとめ、対策の検討を加速させる方針。道においても点検個所の洗い出しなど、必要な作業を速やかに行う考えだ。

 7月に熱海市で発生した土石流を巡っては、これまでの調査で崩壊した盛土が被害を拡大させたとみられている。盛土による災害防止に向け政府は、国土交通省や農林水産省、環境省などで構成する関係府省連絡会議を設置。今月10日に初会合を開き、統一した取組を進めていくことを確認した。
 点検の重点個所は、土砂災害警戒区域の上流域および区域内、山地災害危険地区の集水区域および地区内、大規模盛土造成地と設定。許可・届出等の内容と現状との相違、災害防止措置等を目視によって点検する。
 危険個所に関しては、行為者による是正措置を基本としつつ、盛土の撤去、対策工事、詳細調査等の予算を関係府省が措置。土地利用規制など安全性を確保するために必要な制度の創設も検討するとした。
 国は各都道府県への盛土の総点検に関する依頼をすでに通知済み。道においても、点検個所の洗い出しなど、必要な作業を速やかに進める見込みだ。点検個所数は、山地災害危険地区も考慮すると、相当規模にのぼる見通し。
 国は、年内にも全国の暫定的な点検結果を取りまとめる予定。結果をもとに、被害防止に向けた対策や規制の必要性などについて検討する。
(DOTSU-NET NEWS 2021/08/18付)