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複数水系で検討着手/気候変動踏まえ 年度内に/開発局 河川整備計画見直し加速

 常呂川河川整備計画の変更案策定を受け、今後、他の1級水系においても、気候変動を踏まえた河川整備計画の見直し作業が加速する見通し。開発局と各開建は、年度内に複数の1級水系で見直しに向けた検討に着手するもよう。本道は、気温上昇による降雨量が国内で最も増大し、災害の発生がこれまで以上に懸念されることから、早急な対応が求められている。

 国交省の気候変動を踏まえた治水計画のあり方提言をみると、パリ協定の目標と整合する2℃上昇シナリオを描いたRCP2.6を前提に治水計画の目標流量に反映させるよう明記した。
 開発局は、これまで蓄積した気候変動予測データと気候変動による影響が、国内で最も大きい本道の状況を踏まえ、道内全1級水系における河川整備計画を見直す方向で調整。常呂川河川整備計画を皮切りに、準備の整ったところから、順次、見直しに向けた作業に着手するとしている。
 現在、変更に向けた手続きを開始している常呂川河川整備計画は、3回にわたる会合を経て、整備計画変更案を作成。第3回目の会合では、事業再評価とセットで議論した。今後は、知事意見照会を経て年内にも策定する。
 こうした会合の流れを参考に、年度内までに複数の1級水系においても気候変動を踏まえた河川整備計画の見直しに着手する見通し。2℃上昇を想定した降雨量の増大を反映させる方向で検討する。
 国交省によると、2℃上昇を想定した将来の降雨量の変化倍率については、全国平均の1.1倍に対し、北海道が最も高い1.15倍となる試算となっている。このため、本道は、他地域と比較して気候変動による降雨量が最も増大し、災害の発生がこれまで以上に懸念されることから、早急な対応が求められている。
(DOTSU-NET NEWS 2021/10/07付)