農業土木 工事２０者、委託５者／水産・森林 工事は各１０者程度／道農政部、水産林務部優秀業者表彰枠

　道農政部と道水産林務部は、２０２１年度工事等優秀業者表彰の受賞者選定に向け検討作業を進めている。表彰枠については、各部門とも前年度と同等程度とする方向で調整。工事部門は、農業土木が２０者程度、水産土木と森林土木が各１０者程度とみられる。委託業務部門は、農政部、水産林務部とも５者程度となる見通し。知事感謝状贈呈式は、新型コロナウイルス感染症の状況にもよるが、農政部は年内を目途に開催する意向だ。

　優秀業者表彰は、工事・委託業務の品質確保や技術力向上などに資することが目的。前年度に完成・完了した工事・委託業務に関し、特に優秀な成績を収め、本道の発展に寄与した業者を顕彰している。
　受賞実績については、総合評価落札方式でインセンティブを付与。近年は、振興局における総合評価落札方式の適用率も高く、受注機会を確保する上でも表彰の重要度が高まっている。
　こうした状況を踏まえ、道農政部では、１７年度に表彰枠を拡大。１６年度までは、工事部門１５者程度、委託部門３者程度としていたが、１７年度には工事部門で２０者、委託部門で５者と大幅に増やした。１８年度から２０年度までの３年間においても、表彰枠を拡大した１７年度並みの受賞者数とすることで、受注意欲の向上を図っている。
　２１年度の表彰に関しては、今後、受賞者の選定作業が本格化するが、前年度同様、農業土木工事部門が２０者程度、委託業務部門が５者程度となる見込み。知事感謝状贈呈式は、新型コロナウイルス感染症の状況にもよるが、年内を目途に開催する方針だ。
　一方、道水産林務部においても検討作業を実施。表彰枠については、各部門とも前年度と同等程度とみられ、水産土木と森林土木が各１０者程度、委託業務が５者程度に落ち着く見込み。贈呈式の日程は現時点で未定となっている。