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6事業 継続妥当/22年度以降残事業費1345億/開発局 第5回事業審議委員会
2021/12/02付 DOTSU-NET NEWS
開発局は1日、札幌第1合同庁舎で2021年度第5回事業審議委員会を開催した。40号音威子府バイパスなど道路4事業と、尻別川と十勝川の直轄河川改修2事業の計6事業について再評価を実施。各事業の整備方針や効果などについて審議し、引き続き事業の必要性が認められることから、すべて継続妥当と結論付けた。なお、6事業の22年度以降の残事業費は計1345億2100万円で、うち残工事費は計948億6000万円となっている。12号峰延道路、遠軽北見道路(333号)生田原道路、40号音威子府バイパス、278号尾札部道路の道路4事業と、尻別川直轄河川改修、十勝川直轄河川改修の河川2事業の計6事業について、整備方針や効果などをもとに再評価を行い、事業継続の妥当性を審議した。このうち、10月の第3回委員会で再評価を行った十勝川直轄河川改修については、算出マニュアルの変更により費用対効果に変動が生じたことから再度審議を行った。
12号峰延道路では、光珠内跨線橋の旧橋撤去方法の変更により4.3億円増、道路拡幅に伴う横断函渠の施工について、3段階での施工に加え、補強盛土を追加したことから3.5億円増となるなど、総事業費は45億円増の164億円に。追加対策などの必要性があることなどから、事業期間を3年延伸し26年度までとした。
遠軽北見道路(333号)生田原道路では、盛土に使用する発生土について土質改良などの追加作業が必要となったことから、総事業費を47億円増額し167億円に。事業期間についても4年延伸し26年度までとした。
40号音威子府バイパスでは、音中トンネルの掘伸に伴い実施した地質調査の結果、想定よりも脆弱な岩石が介在していることが判明。各岩石区間でトンネル支保構造を見直したほか、断層破砕帯の掘削工法についても中央先進道坑に変更するなど、総事業費は120億円増の1407億円に。事業期間は3年延伸となり、25年度までとした。
278号尾札部道路では、切土区間の発生土の土質改良の追加により25.7億円増、湧水による法面表層部の浸食や土砂流出を防止するため、一部区間で特殊フトンかごを追加したことで21.9億円増となるなど、総事業費は55億円増の276億円に。事業期間は2年延伸の27年度までとした。
尻別川直轄河川改修では、物価上昇などで総事業費は9億円増の98億円となった。事業期間は28年度までと変更はなかった。
十勝川直轄河川改修では、10月の第3回委員会での再評価時から変更はなく、総事業費1690億円、事業完了を38年度までとした。
審議の結果、6事業すべてについて事業の必要性が認められたことから、いずれも事業の継続妥当と結論付けた。
なお、6事業の22年度以降の残事業費は計1345億2100万円、うち残工事費は計948億6000万円となっている。
各事業の残事業費・残工事費および事業完了年度はつぎのとおり(①残事業費②残工事費③事業完了年度)。
▽12号峰延道路=①51億1900万円②48億9100万円③26年度
▽遠軽北見道路(333号)生田原道路=①80億3600万円②78億8600万円③26年度
▽40号音威子府バイパス=①228億3200万円②223億2600万円③25年度
▽278号尾札部道路=①68億6300万円②66億7000万円③27年度
▽尻別川直轄河川改修=①28億2100万円②18億8100万円③28年度
▽十勝川直轄河川改修=①888億5000万円②512億600万円③38年度
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