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教育への紐づけが重要/開発局 建設業のイメージ転換へ/インフラDX・ⅰ―Conシンポジウム

2021/11/30付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は29日、「北海道におけるインフラDX・ⅰ―Constructionの推進へ向けたシンポジウム」をオンラインで開催した。北海道大学工学研究院の高野伸栄教授が「土木・建設のイメージと、DX・ⅰ―Constructionによるその転換」と題して基調講演。建設業のイメージを変えるためにも、子どもたちの教育に各種取組をどう紐づけするか考える必要があることを紹介した。
 シンポジウムは、BIM/CIMやICT活用による生産性向上に先駆的に取り組んでいる企業を招き、インフラDX・ⅰ―Constructionの取組の裾野を建設業全体に広げていくヒントを探ることを目的に開催。約330人がオンラインで参加した。
 冒頭、開発局の坂場武彦事業振興部長は「担い手の確保のためにも働き方改革は喫緊の課題。インフラDXなどによる生産性向上を進めていくためにも、有意義なシンポジウムにしてほしい」と呼びかけた。
 続いて、高野教授が「土木・建設のイメージと、DX・ⅰ―Constructionによるその転換」と題して基調講演を行った。過去に子どもや保護者などを対象に行った調査で、「土木とは何か」を説明できた人は少なく「いいイメージがない」と答えた人もいたことなどを紹介。GIGAスクール構想などにより、今まで以上にハイテクな教育を受けた子どもたちが成長してくる中で、インフラDXやⅰ―Constructionの取組をどのように組み込んでいくかを考えていく必要があると説明した。
 このあと、草野作工(株)(江別)常務取締役の西島洋介氏が「DXルームを活用した生産性向上」、(株)砂子組(奈井江)執行役員企画営業部長の真坂紀至氏が「BIM/CIMの活用による生産性向上」、(株)堀口組(留萌)常務取締役の湯浅勝典氏が「ICT機械の活用による生産性向上」についてそれぞれ事例を紹介。高野教授をコーディネーターに意見交換も行い、インフラDX・ⅰ―Constructionの取組のさらなる拡大に向けて情報の共有を図った。

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