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秋施工より工程に余裕/道農政部 有効性再確認、普及拡大へ/畑地整備の夏期施工アンケート結果
2021/12/09付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、2021年度の畑地整備における夏期施工の試行に関し、工事受注者と協力農家向けのアンケート調査結果をまとめた。21年度は14地区、159ヘクタールで試行を展開。十勝に加え、オホーツクにも試行を拡大したことで、前年度実績から6地区、96ヘクタールの増となった。農家からは、耕起の作業効率や、工事品質の満足度などの項目で高い評価を得たほか、受注者からも「下請業者が確保しやすいため、秋施工よりも余裕をもった工程を組めた」などの声が寄せられた。畑地整備における夏期施工の試行は、19年度に策定した「働き方改革に対応した業務改善プログラム」に基づくもの。
具体的には、促進費を活用する通年施行制度の導入にとらわれず、地元関係者の協力を得て施工時期を平準化。現状、秋まき小麦の収穫後に集中する施工時期に関し、その一部を降雨の少ない夏期に前倒す形で平準化を図る。
初年度の20年度は、十勝のみでの試行となったが、21年度からオホーツクにも拡大。21年度の実績は、十勝が9地区、125ヘクタール、オホーツクが5地区、34ヘクタールの計14地区、159ヘクタールにのぼった。20年度と比較すると、6地区、96ヘクタールの増となる。
アンケート調査は、その効果を検証し、今後の取組に役立てていくことを目的に実施。協力農家24戸、受注者14社から回答を得た。
協力農家への調査結果をみると、耕起の作業効率は、「向上した」と68%が回答。工事品質については「満足」が35%、「まぁ満足」が52%にのぼっている。今後も夏期施工に「協力する」と回答したのは57%、「まぁ協力する」は43%だった。
一方、受注者は、ほ場の仕上がりについて、「秋施工と比べて高品質であった」と71%が回答。さらに「下請業者が確保しやすかった」と「余裕をもって工事を完成」は各64%、「秋施工と比べて作業効率が良かった」は79%などとなっている。
主な声をみると、協力農家は「十分な日程が確保でき、降雨前に早期に工事ができて仕上がりが良かった」「湿潤なほ場状況での工事は、ほ場にリスクを与えることが多いため夏工事は良い」などと評価。受注者からは「各受益者さんも喜んでくれて、満足のいく結果を得ることができた」「畑の滞水へのポンプの設置等の削減、運土機械等の最適選定によるコスト削減ができた」などの声が寄せられた。
道農政部では「取組の有効性があらためて確認できた」と分析。働き方改革の実現に資する観点からも、効果等をまとめたPR資料などを活用し、さらなる普及を図っていく。
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