歩掛・単価等引上げは／賃上げ加点 開発局招き／道建協が第６回理事会で質疑

　北海道建設業協会（岩田圭剛会長）は１８日、ホテルポールスター札幌で本年度第６回理事会を開催。審議事項１件、報告事項６件を承認したほか、開発局から担当課を招き、いわゆる賃上げ企業加点に関わって質疑の機会を設けた。
　開発局から工事管理課の鈴木善人課長と甲斐明工事評価管理官を招いた。
　開発局側が総合評価落札方式における賃上げを実施する企業に対する加点措置について説明。これに対して協会側からは、職員とりわけ技術職の給料の取扱いや、維持工事における季節雇用者の増減の調整、賃上げに対応した歩掛や労務単価、予定価格、調査基準価格等の引き上げのほか、賃上げの対象に役員報酬が含まれることなどについて質問が相次いだ。
　協会では、地方建協に対して賃上げ企業加点に関する質問項目を調査する旨をきょう２０日にも通知する予定。２月４日まで受け付け、集約した上で開発局に報告するとしている。合わせて、開発局に対して各地方建協を対象とした説明会の開催を望む声があることを伝え、リモート等を含めた実施について要望した。
　このほか、審議事項として２０２２・２３年度会費の修正について審議、承認。報告事項として本年度補正予算・新年度道開発予算・整備新幹線事業費線区別配分の概要や、会員企業の景況感等に関するアンケート調査結果など６件について了承した。
　中では、建築系の技術講習会を２月２４日午前１０時から札幌国際ビルで、土木系を３月２日午前１０時からホテル札幌ガーデンパレスでそれぞれ開催することを確認した。