今月末から公告開始／対象１５０件 ピーク２月３週／振興局農業 ゼロ国・翌債工事

　全道の振興局産業振興部が所管する農業農村整備事業の２０２１年度翌債・ゼロ国債対象工事の入札公告は、今月末から始まり、２月に本格化する見通しだ。本紙調査によるもので、随意契約を除く対象工事は１５０件程度となるもよう。入札公告のピークは、２月の第３週と見込まれている。

　現在、各振興局は、２２年度農業農村整備事業工事等概要の公表に向けた作業を実施。地域の整備要望に基づく現時点の計画として作成するもので、技術者の配置や建設資機材の手配など、年間の企業活動の前提として大きな要素となることを踏まえ、通常の工事等情報よりも早く公表している。
　公表に当たっては、施工時期ごとの整備見込量や土質、ほ場配置状況などを記載。対象となる工種・等級、入札方式のほか、工事費についても“概々算”として示す。
　例年同様、４月以降発注分のほか、３月に発注予定の翌債・ゼロ国債対象工事も盛り込む方針。作業中のため流動的な要素を残すが、随意契約を除く対象工事は１５０件程度となるもようだ。
　入札公告は、今月末から開始し、２月に本格化する見通し。公告のピークは、２月の第３週が有力となっている。開札は３月の第４週に集中する見込みだ。
　事業の計画的かつ着実な推進に向けては、週休２日を考慮した適切な工期設定、施工時期の平準化などにも努めていく。