２０２件、３００億程度を計画／本紙集計 公告は来週ピークに／道農政部 ゼロ国・翌債３月発注

　道農政部は、国の２０２１年度補正予算に基づくゼロ国債・翌債工事の３月発注額として、２０２件、３００億円程度を計画している。工事等情報・速報版などのデータをもとに本紙が集計したもので、発注件数、発注額とも前年度と同等程度となる見込み。振興局別では、空知が８７件、１７２億円、上川が２２件、３８億円、石狩が１１件、２０億円などとなっている。対象工事の入札公告は、来週にピークを迎える見通しだ。

　国の２１年度補正予算は昨年１２月２０日に成立。予算成立を受け各振興局は、３月発注分を対象とした道営農業農村整備事業の工事等情報・速報版を順次公表している。
　速報版などのデータをもとに集計したところ、工事は、全道で２０２件、３００億円程度の発注を予定。このうち農業土木は２０１件、２９９億円で、Ａ等級が１６１件、２９３億円、Ｂ等級が１１件、４億円などとなっている。
　振興局別では、空知が８７件、１７２億円、上川が２２件、３８億円、石狩が１１件、２０億円、オホーツクが９件、１３億円など。対象工事の入札公告はすでに開始されており、来週にピークを迎えるもようだ。開札は３月の第４週に集中する見通し。
　３月発注分からは、発注者指定型の遠隔臨場の試行対象工事も入札公告する予定。試行対象工事である旨は特記仕様書に明記する。
　一方、委託業務は、全道で４２件、４億円の発注を計画。空知が発注件数、発注額とも最多で、３０件、２億円を見込んでいる。
　工事等情報に関しては、今月中旬に３月発注分の確定版と４月以降発注分の速報版を公表する方針。４月以降発注分の確定版は、４月上旬にも公表する。