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22年度導入を正式決定/取組確認で工事成績1点付与/道発注3部 ゼロカーボン試行

2022/02/04付 DOTSU-NET NEWS
 道の発注3部は、2022年度から北海道ゼロカーボン試行工事に取り組む。すでに試行工事に取り組む意向を示していた建設部に加え、農政部、水産林務部も導入を正式決定。一体となった取組を展開することで、道内建設業における脱炭素への機運醸成を図る。対象は、4月1日以降に入札公告を行う工事。契約済み工事についても、協議によって試行が可能となっている。取組を確認できた場合は、工事施行成績評定において1点を付与する。

 北海道インフラゼロカーボン試行工事は、受注者から「ゼロカーボン北海道」に資する工事現場の意欲的な取組について提案を受け、その内容が確認できた際に工事施行成績評定で加点するもの。開発局、道、札幌市が連携して取組を展開していく。
 建設部では、1月に開催した各地方建設業協会との意見交換会において、試行工事に取り組む方針を説明。業界からも理解が得られたことから、建管および建築局発注工事で試行するとしていた。
 取組の効果を最大限に高めるため、農政部、水産林務部も試行工事の導入を正式決定。発注3部が一体となって取組を実施することで、道内建設業における脱炭素への機運醸成を図る。
 試行対象工事である旨は、入札公告文、入札説明書、特記仕様書に明記。取組を希望する場合、提案様式に明示し、実施前に提出を行う。取組が確認できた場合は「社会特性~地域への貢献」で1点を加点する。
 取組例に関しては、低燃費型建設機械や低炭素型建設機械の使用、工事現場および事務所の電力を再エネ由来電力で賄うことなどを想定。重機の燃料をバイオディーゼル燃料(BDF)にすることも取組の対象となる。
 次年度以降は、意欲的な取組事例を収集し、その中から効果の高い事例を開発局や札幌市と情報共有。取組状況を勘案した上で、評価基準の底上げを図りながら、より効果的な取組としていく。

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