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広域河川改修雨竜川220億/3・3・26愛国北園通は103億/道 23年度新規事業事前評価開始

2022/02/04付 DOTSU-NET NEWS
 道の2021年度第6回公共事業評価専門委員会が3日、札幌市内の北海道第二水産ビルで開かれた。23年度の国費予算要望に向けた大規模等事前評価対象地区を提示。建設部所管分が6地区、農政部所管分が28地区、水産林務部所管分が1地区の計35地区となっている。建設部所管分では、総事業費に220億円を見込む広域河川改修雨竜川地区(幌加内町)などが盛り込まれた。

 対象地区の内訳は、建設部が6地区、農政部が28地区、水産林務部が1地区となっている。
 建設部所管の広域河川改修雨竜川地区では、計画延長37.8キロメートルにおいて、築堤、掘削、護岸、橋梁架換などを進める予定。総事業費には220億円を試算しており、47年度の完了を目指す。
 3・3・26愛国北園通地区(釧路市)は、総事業費102億5200万円を投じ、331メートルに及ぶ橋梁整備と道路工0.3キロメートルを計画。事業完了は29年度を予定している。
 農政部所管の中山間富士地区(栗山町・由仁町)では、区画整理197ヘクタールなどを進める方針。総事業費に59億円を試算しており、31年度の完了を見込む。
 水産林務部所管の高潮対策於尋麻布地区(羅臼町)においては、護岸1.3キロの整備を予定。総事業費は45億円で、44年度の完了を目指していく。
 今後は、現地調査などを経て、5月中旬に開催する22年度第1回公共事業評価専門委員会で事前評価地区を審議する予定。5月下旬の政策評価委員会で国費予算要望が妥当と認められれば、6月中旬にも道議会への報告を行う。
 この日の委員会では、事後評価の方向性についても共有。他都府県の動向を踏まえかねてから検討してきたもので、評価の対象は「再評価または事前評価を実施した事業完了後5年が経過した地区」とした。試行は22年度から開始。完了後の効果発現状況や機能発揮状況を評価し、その後の事前評価や再評価にも役立てていく。

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