管内受注は８８.１％／函館など４建管で拡大／２１年度１２月末建管別工事受注動向

　全道１０建管における２０２１年度１２月末時点の建管別工事受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースでみると、管内業者の受注割合は、前年度同期を０.７ポイント上回る８８.１％。函館、室蘭、稚内、網走の４建管で前年度同期を上回った。管外業者の受注割合は１１.９％。建管別にみると、小樽が２５.２％、室蘭が１７.４％などとなっている。

　金額は当初契約ベース。各建管が発注した工事の受注業者を本店所在地別に分類し、管内、管外の受注実績を集計した。ＪＶは構成員別に分け、出資比率に応じて管内と管外に振り分けている。
　２１年度１２月末時点における管内業者の受注割合を金額ベースでみると、前年度同期を０.７ポイント上回る８８.１％。受注額は、１５億７２００万円減の１０２２億９９００万円となった。
　管内業者の受注割合が９割超となったのは、函館、稚内、網走、釧路の４建管。室蘭は、北海道胆振東部地震災害からの復旧工事が一段落したことにより、７.４ポイント拡大した。
　一方、管外業者の受注割合は１１.９％。受注額は、１１億７１００万円減の１３７億７９００万円だった。建管別では、泊共和線道路改築などの大型事業を所管する小樽が２５.２％で、室蘭が１７.４％、留萌が１５.７％などと続いている。