成績評価は現行継続／ＣＰＤＳ特例措置も／道水産林務部 総合評価運用方針

　道水産林務部は、２０２２年度に適用する総合評価落札方式の運用方針を決定した。道の改正ガイドラインに盛り込まれた「工事施行成績」における独自の得点区分の設定は適用を見送り、現行の評価を継続。「主任（監理）技術者の継続教育（ＣＰＤＳ）」は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として講習会等の受講機会が減少していることから、特例措置を継続する。
　「技術職員の育成・確保」は、業界における技術職員の減少が顕著となっていることを踏まえ評価基準を変更。「技術職員総数の確保」では、現行、技術職員の総数の減少数が１～２人で０.２５点を付与しているが、減少率が４％以下の場合でも同様の評価とする。さらに「技術職員の総数の減少数が３人または減少率が６％以下」の場合でも０.１点を加点する。
　「主任（監理）技術者の継続教育（ＣＰＤＳ）」は特例措置を継続。新型コロナウイルス感染症への対応を余儀なくされた１９年度～２１年度は、特例として半分の単位の取得でも加点評価する。
　「技術者の追加配置」は、１６年夏の災害を受け、これまで特例的に評価対象外としてきたが、再び評価することとする。
　このほか、改正ガイドラインに盛り込まれた「工事施行成績」における独自の得点区分の設定や、ＩＣＴ活用の取組、施工計画審査タイプでの技術力重視型の試行などは、実態を踏まえ適用を見送る。