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全道平準化率41%に/道農政部 目標3割大きく上回る/21年度草地整備の施工時期平準化

2022/04/26付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、草地整備における施工時期平準化の取組に関し、2021年度の実績をまとめた。夏期に工期が集中し、天候不順などの影響を受けやすい状況となっていたため「春施工」や「秋春施工」の導入を推進するもの。全道の平準化率は、目標としていた3割を大きく上回る41%に。取組のさらなる推進に向けては、事業計画段階から受益者等との調整を積極的に行っていく。
 道北や道東を中心に進められている草地整備を巡っては、1番草収穫後の6月下旬から8月下旬までの夏期に工事が集中。天候不順の際には計画的な施工ができず、翌年度の飼料の確保や工程などに支障を来していた。
 このため道農政部は、18年度から夏施工の一部を春施工や秋春施工へシフトする調整を開始。草地整備面積全体に対する春施工や秋春施工の割合は、全道で3割を目標として掲げた。
 平準化率は、19年度が35%、20年度が46%、21年度が41%といずれも目標を達成。これまでは公共牧場や大規模農家が中心となっているが、今後は一般農家においても取組を進める方針だ。
 道農政部は「輸入飼料が高騰する中、高まる地元要望に着実に応えていくためには、施工時期の平準化を定着させていくことが重要」と分析。引き続き、受益者や関係市町村等に対し、取組の必要性を説明するとともに、事業計画段階から積極的に調整を進めていく。

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