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ほ場整備 標準設計図を作成/細工種ごとに必要図面示す/道農政部 働き方改革へ業務改善
道農政部は、働き方改革に対応した業務改善プログラムに基づく取組の一環として、ほ場整備にかかる標準設計図を作成した。委託業務での必要な図面を明確にし、図面名称や記載内容を統一化することで、一体的な業務改善につなげるもの。関係団体等からの意見も踏まえた形で、整地、用水路、排水路、暗渠排水など細工種ごとの必要図面を示している。2022年度の調査設計業務から適用する。農業農村整備事業を巡っては、農家戸数の減少による経営規模の拡大、頻発する大規模自然災害への対応などの課題を抱える一方で、地域からの整備要望が増加。事業を担う受発注者の状況をみると、技術者の高齢化や担い手不足が深刻化しており、労働環境の改善が急務となっている。
こうした状況を踏まえ、道農政部では、発注者の業務と受注者に依頼する業務の双方の内容を見直し、全体を包括して効率化する働き方改革に対応した業務改善プログラムを2019年度に策定。プログラムの柱に、業務の効率化、業務の平準化、技術力の向上・継承の3点を掲げた。
プログラムのうち「真に必要な委託成果品」は、水田のほ場整備における必要な図面を明確にし、図面名称や記載内容を統一化するもの。関係団体を通じて調査を進め、寄せられた意見をもとに標準設計図を作成した。
対象は、整地、用水路(開水路)、用水路(管水路)、排水路、耕作道、暗渠排水、客土の7工種。各工種で作成が必要な図面を整理するとともに、計画、積算、工事、出来形など、どの段階において必要かを示している。
道農政部では、工事受注者、コンサルタント、発注者の業務量軽減につながることを期待。標準設計図は、事業調整課ホームページから確認できる。
(DOTSU-NET NEWS 2022/06/23付)