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洪水調節施設整備を明記/気候変動踏まえ流量1.4倍/国交省 十勝川整備基本方針変更案

 国土交通省は22日、東京都内で社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会を開催した。十勝川水系河川整備基本方針の変更案を審議。気候変動を踏まえ、基本高水のピーク流量について、現行と比較して1.4倍とすることを明記。新たな基本高水ピーク流量を踏まえ、洪水調節施設整備、河道掘削なども強化する。今後、流域全体の治水安全度向上のため、具体的な施設配置等を検討する。
 河川整備基本方針は、河川法に基づき、長期的な観点から国土全体のバランスを考慮し、基本高水、計画洪水流量配分等を科学的・客観的に定めるもの。
 十勝川水系河川整備基本方針は、2016年の台風大雨災害や気候変動を踏まえ、見直しに着手している。5月に開いた第1回会合では、十勝川の茂岩地点、帯広地点の基本高水のピーク流量を変更。茂岩地点は現行の毎秒1万5200立方メートルから毎秒2万1000立方メートル、帯広地点は毎秒6800立方メートルから毎秒9700立方メートルに引き上げる方針を示した。
 洪水調節施設による調節流量は、茂岩地点で毎秒1500立方メートルから現行と比較して約2.5倍の毎秒3700立方メートル、帯広地点で毎秒700立方メートルから約3倍の2100立方メートルとすることとした。
 2回目となる今回は、これらの見直し内容を変更案として明記。主要な地点における計画高水流量に関する事項では、新たに利別川で毎秒5100立方メートル、猿別川で毎秒1500立方メートル、札内川で毎秒2900立方メートル、音更川で毎秒2300立方メートル、然別川で毎秒2600立方メートル、美生川で毎秒1000立方メートル、芽室川で毎秒1200立方メートル、佐幌川で毎秒1500立方メートルとすることなども盛り込んだ。
(DOTSU-NET NEWS 2022/06/23付)