設計、地質調査等で上昇／設計「コスト把握能力」など１０項目／建管発注委託２１年度成績評定

　道建設部は、建管発注委託業務の２０２１年度施行成績評定結果をまとめた。業種区分別の平均点は「設計」が９３.４点で、前年度と比べて０.２点上昇。「地質調査・単純調査・測量」は９２.８点で、０.１点上回った。「調査・計画」は９３.３点で、０.２点上昇。「用地測量・用地調査」は８８.１点で、０.５点下降した。「施工管理」は１.４点上昇し９４.５点となった。評価項目別の平均点をみると、設計は「コスト把握能力」など１０項目で前年度を上回る結果となった。

　昨年４月からことし３月末までに完了した委託業務のうち、緊急契約を除く契約金額２５０万円以上の案件を対象に集計。委託業務ごとの施行成績評定結果について、建管別に整理した。
　評定対象件数は、設計が９９２件、地質調査・単純調査・測量が１５４５件、調査・計画が６７０件、用地測量・用地調査が２９２件、施工管理が１１１件。業種区分別の平均点は、設計が０.２点、地質調査・単純調査・測量が０.１点、調査・計画が０.２点それぞれ上昇した。用地測量・用地調査は０.５点の下降、施工管理は１.４点の上昇となった。
　建管別の平均点をみると、設計では、室蘭が１.６点上昇するなど５建管が前年度を上回った。地質調査・単純調査・測量は室蘭など６建管、調査・計画は函館など５建管、用地測量・用地調査は網走など４建管、施工管理は網走など８建管で上昇した。
　評価項目別の平均点をみると、設計は「コスト把握能力」「迅速性、弾力性、調整能力」など１０項目で上昇。地質調査・単純調査・測量は「説明力、プレゼンテーション力、協調性」「業務執行技術力」など４項目で上昇している。