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建管への申請で入手可/申出書は調達ポータルで/設計図書等開示手続き簡略化 - 道建設部

2022/07/05付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、建管発注工事・委託業務の設計図書等にかかる情報開示の手続きを簡略化した。従前は道の行政情報センターへの開示請求が必要となっていたが、今月1日以降から各建管入札契約課に申請することで情報の入手が可能に。申出書は、調達ポータルサイトからダウンロードできる。担当者は「より簡易で迅速な手続きとすることで、請求者の利便性の向上や発注者の事務処理の効率化につながれば」と期待を寄せている。
 各建管が発注した工事・委託業務の設計図書および予定価格算出用設計書(確定版)を巡っては、これまで北海道情報公開条例に基づく公文書開示請求があった場合に情報を開示。2021年度の請求件数は全道で183件に上るが、決定までに一定程度の期間を要するほか、開示場所が限定されていることから、受発注者双方に大きな負担となっていた。
 こうした状況を改善するため、建設部は「建管発注工事等の設計図書にかかる情報提供の取扱い」を制定。今月1日以降から、電子メールまたはCD―R(購入費用は請求者負担)による提供を可能とした。
 情報提供の対象は、実施機関が契約した工事等の当初契約にかかる設計図書および予定価格算出用設計書(確定版)などの発注者用参考資料。希望する場合は、調達ポータルサイトから「設計図書の情報提供申出書」をダウンロードし、必要事項を記入の上、実施機関に持参、郵送、FAXまたは電子メールのいずれかの方法によって提出することが必要となる。
 情報提供の申し出ができる期間は、対象設計図書の工事等の契約日(5億円を超える工事は本契約締結後)の翌日から起算して3年間。3年間を経過した対象設計図書についても、従来どおり情報開示を行うことができる。
 建設部は、新たな取り扱いが受発注者双方の負担軽減に資することを期待。情報提供に必要な様式、提出先などの詳細は、調達ポータルサイトおよび見積用参考資料等提供システム(クマオス)から確認できる。
 将来的な取組として今後は、業界からの意見・要望などを踏まえた上で、ホームページ等での情報提供などについても検討していく。

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