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26年度 過去最大151億に/道内市町村 処理施設整備で/循環型社会交付金の国費要望

2022/07/12付 DOTSU-NET NEWS
 道内市町村等による循環型社会形成推進交付金を活用した廃棄物処理施設の整備に関し、2023年度以降の国費要望額の見通しが判明した。21年度までは概ね20億円台で推移してきたが、平成初頭に整備した施設が更新時期を迎えたことから、22年度は44億5000万円の交付額に。道環境生活部が実施した調査によると、23年度は123億円、24年度は132億3000万円、25年度は113億円となり、26年度には過去最大規模となる150億7000万円が見込まれている。現時点では、札幌市や旭川市、根室市などが大型事業を計画しているもようだ。

 交付金は、市町村などの循環型社会形成推進地域計画に位置付けられた施設整備にかかる経費の3分の1を助成するもの。ただし、高効率ごみ発電施設等の先進的な施設の交付率は2分の1となっている。
 本道における近年の予算額をみると、21年度までは概ね20億円台で推移。22年度は、平成初頭にダイオキシン類対策を講じた施設が一斉に更新時期を迎えたことから、44億5000万円の交付額となった。
 施設整備の需要は今後さらに増大する見通し。国費要望額は、23年度が123億円、24年度が132億3000万円、25年度が113億円、26年度が150億7000万円、27年度が79億6000万円、28年度が72億円となっている。
 現在のところ、札幌市が発寒清掃工場や仮称・白石破砕工場などの更新事業を計画。旭川市は、近文リサイクルプラザの後継施設となる缶・びん等資源物中間処理施設「仮称・旭川市リサイクルセンター」の整備を見込む。根室市においては、じん芥焼却場の老朽化を踏まえた新施設の建設を構想している。
 焼却施設の一般的な耐用年数は15年とされているが、道内において稼働から16年以上経過した施設はことし4月時点で約8割に上る。道環境生活部では「全国的にも同様の傾向にあると思うが、必要な予算確保に努めたい」としている。

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