新規１事業含め２０５事業／道建設部 人材確保・定着支援／建設産業支援２２年度推進事業

　道建設部は「北海道建設産業支援プラン２０１８」に基づく２２年度の推進事業をまとめた。現行プランの最終年度となる２２年度は、２０５事業を展開。主なものでは、ＩＣＴを活用した工事現場での施工や書類作成の省力化による生産性の向上、建設業担い手対策推進事業などを盛り込んだ。新規は１事業で「戦略産業人材確保・定着支援事業委託業務」が対象となっている。
　北海道建設産業支援プラン２０１８は、人材の確保・育成をはじめ、経営力や生産性の向上に関する道としての総合的な支援施策を示したもの。各支援施策の着実な実施に向けては、推進事業の取りまとめを毎年度行っている。
　具体的には、建設産業における週休２日の導入や長時間労働の是正等による就業環境の改善、ＩＣＴ活用による生産性の向上などの取組を展開。教育機関と連携した高校生向けの講習会や、建設業団体との連携によるイベントの開催などによって、建設産業の役割・魅力の発信にも努めている。
　現行プランの最終年度に当たる２２年度は、２０５の推進事業に取り組む。新規は「戦略産業人材確保・定着支援事業委託業務」の１事業。女性、高齢者、外国人等の多様な人材の確保に向けた中小・小規模企業の意識改革を図り、業務の切り出しなど多様な人材が能力を発揮できる職場づくりとともに、人材の確保のための取組および定着を支援していく。
　現在、道建設部では、新プランとなる「仮称・建設産業ミライ振興プランＨＯＫＫＡＩＤＯ」の策定に向けた検討作業を推進。９月に概要（骨子）、１１月に素案、来年２月に原案を示し、３月の策定を目指す。