１.４Ｐ下降 ８５.８％／全ての部局で下回る／開発局 ６月末業務平均落札率

　開発局発注業務における２０２２年度６月末平均落札率が、本紙集計でまとまった。全体では、８５.８％となり前年度同期と比べ１.４ポイント下降。全ての部局で下降するなど競争激化の様相を呈している。業種別にみると、土木関係コンサルは１.４ポイント下回る８６.４％、測量は２.２ポイント下回る８３.４％、地質調査は０.６ポイント下回る８５.３％となった。

　プロポーザル方式や随意契約を除く１００万円超の業務を対象に、平均落札率を算出。対象件数は１２１８件で、前年度同期を１４３件下回った。
　業種別にみると、測量は３７件下回る１９０件、土木関係コンサルは１１５件下回る８７４件、建築関係コンサルは１件下回る１４件、補償関係コンサルは９件上回る６２件、地質調査は１件上回る７８件だった。
　業種別の平均落札率をみると、測量、土木関係コンサル、地質調査のほか、建築関係コンサルは０.９ポイント上回る８４％、補償関係コンサルは０.１ポイント下回る８６.２％だった。
　全体の平均落札率を部局別にみると、全道１０開建と本局で下降。帯広は２.２ポイント、札幌と網走は１.５ポイント、小樽、室蘭、釧路は１.３ポイント下降している。
　土木関係コンサルをみると、函館のみ０.５ポイント上昇。残る９開建と本局は下降した。帯広は２.６ポイント、小樽は２.３ポイント、室蘭は２.１ポイント下降した。
　測量は小樽のみ０.５ポイント上昇。残る９開建と本局は下降した。稚内は５.６ポイント、網走と留萌は４.５ポイント、旭川は３.７ポイント下降した。