トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

ブルーカーボン拡大/離岸堤に水産協調型ブロック/インフラ分野の脱炭素化で ー 道建設部

2022/08/30付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、ゼロカーボン北海道の実現に向けたインフラ分野での脱炭素化の取組を加速させている。本年度からは、白老町市街の虎杖浜海岸においてブルーカーボンの拡大に向けた取組を推進。離岸堤の整備に水産協調型ブロックを使用することで、CO2を吸収・貯留する海藻類の生育環境を創出する。費用は従来施工と変わらないものとみており、その効果が確認されれば、取組のさらなる拡大も視野に検討を進めていく。

 道建設部は、2022年度社会資本整備の基本方針における重点事項の1つとして「ゼロカーボン北海道の実現」を明記。再生可能エネルギーの導入促進、省エネルギー化、吸収源対策などに資する取組を展開するとしている。
 住宅・建築物の脱炭素化に向けては、高い省エネルギー性能と省CO2性能を有する北方型住宅の普及や、公共建築物におけるZEB化などを推進。公営住宅では、ZEH水準を満たす断熱性能・省エネ性能を採用している。
 さらには、環境負荷の少ない交通・物流基盤の構築に資するため、道路照明灯のLED化を推進。伐採木を活用したバイオマス発電などの取組も実施している。
 こうした従前からの取組に加え、本年度からはブルーカーボンの取組を拡大する。具体的には、白老町市街の虎杖浜海岸における離岸堤の整備に際し、水産生物の生育に配慮した水産協調型ブロックを使用。ブロックに海藻類が付着・生育し、CO2を吸収・貯留する海藻類の生育環境を創出する。
 費用は従来施工と変わらないものと見込んでおり、施工後の調査などでその効果を確認できれば、取組のさらなる拡大も含めた検討を進める方針。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

土木Aは8建管8割超/舗装A 8建管9割以上に/21年度建管別工種別・等級別実績

2022-08-29付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、建管発注工事の2021年度工種別・等級別発注実績をまとめた。一般土木をみると、A1とA2を合わせたA等級の割合は、93.5%の旭川をはじめ、8建管が8割超に。A1の割合は札幌が61.2%、A2の割合は函館が68.8%で、それぞ...

6建管 前年度上回る/札幌215億、室蘭192億、函館181億/21年度建管別工事発注実績

2022-08-29付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、2021年度の建管別工事発注実績をまとめた。最多は札幌の215億3200万円で、唯一200億円超に。以下、室蘭が192億3900万円、函館が181億3100万円、旭川が166億円などと続いた。前年度の金額を上回ったのは、札幌、...

国費19.3%増6669億/事業費は19%増8373億/23年度道開発事業費要求

2022-08-26付 DOTSU-NET NEWS

 道開発予算の2023年度概算要求額がまとまった。公共事業費に当たる道開発事業費は国費ベースで前年度当初比19.3%増の6669億3500万円。事業費ベースでは、19%増の8373億900万円となった。 一般行政経費を含めた道開発予算全体で...

雨竜川等2事業128億円/新桂沢ダム概成へ/道開発予算23年度直轄ダム要求

2022-08-26付 DOTSU-NET NEWS

 2023年度道開発予算概算要求におけるダム別要求額がまとまった。雨竜川ダム再生に92億円、幾春別川総合開発に35億7300万円で合計127億7300万円を要求。前年度当初予算額と比べると、5.4%減となった。雨竜川ダム再生は建設段階に移行...

検討調査を本格化/モデル4ほ場で有用性検証/道農政部 河川掘削土の客土活用へ

2022-08-25付 DOTSU-NET NEWS

 道農政部は本年度、河川掘削土等の客土への活用に向けた検討調査を本格化させている。モデルほ場として、前年度からの継続地域である蘭越町に、北見市常呂を加えた計4ほ場を選定。土壌調査や受益者アンケートをはじめ、新たに生育・収量調査を行うなど、過...

道内市町村 着手率32%/厳しい財政など背景に低迷/国交省 21年度末道路老朽化対策状況

2022-08-25付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省は24日、2021年度道路メンテナンス年報を発表した。道内における21年度末の状況をみると、橋梁は判定区分Ⅲ(早期措置段階)・判定区分Ⅳ(緊急措置段階)と診断された橋梁4479橋のうち、42.4%に相当する1897橋が着手済みと...

土木A86%で変動なし/一般土木5%減1257億/道建設部 21年度工種別等受注動向

2022-08-24付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、建管発注工事の2021年度工種別・格付別受注動向をまとめた。一般土木のうち、A1とA2を合わせたA等級の割合は、前年度と同率の85.9%。内訳をみると、A1が38.5%、A2が47.4%で、A1が6.4ポイント拡大している。一...

10道県の査定簡素化/机上査定額、採択保留額引上げ/国交省 3日からの大雨被害で

2022-08-24付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省は、3日からの大雨等による災害に対し、災害査定簡素化の対象とすることを発表した。北海道を含む10道県が対象。机上査定額、採択保留額を引き上げるとともに、設計図書の簡素化を認める。 内閣府は、3日からの大雨等による災害に対し激甚災...