工事９４.８％、委託９２.８％／最低制限での落札 工事１８.２％／道発注３部の２２年度平均落札率

　道は２０２２年度の入札契約執行状況をまとめ、２１日に開かれた入札監視委員会に報告した。発注３部の平均落札率は、工事が前年度実績を０.５ポイント上回る９４.８％。入札方式別に、一般競争が０.２ポイント上回る９４.８％、指名競争が１.３ポイント上回る９２％だった。最低制限価格等と同価での落札件数は６８件増の５５０件で、契約件数全体に占める割合は２.９ポイント上昇し１８.２％となった。委託の平均落札率は、９２.８％で変動はなかった。

　発注３部以外の部局を含めた道全体の平均落札率をみると、工事は前年度から０.６ポイント上昇し９４.６％に。委託は同率の９２.８％だった。
　発注３部の工事については、農政が０.１ポイント上昇し９５.６％、水産が０.３ポイント下降し９６.９％、林務が０.４ポイント上昇し９６.５％、建築が０.３％上昇し９６.１％、土木が０.６ポイント上昇し９４.１％となっている。
　発注機関別に、振興局産業振興部は留萌が９７.９％と最も高く、最も低い十勝で９３.２％。建管も留萌が最高の９７.１％で、最も低いのは札幌の９１.１％だった。
　一般競争入札の平均落札率は、０.２ポイント上回る９４.８％。落札者決定方式別にみると、総合評価が９４.７％、通常の価格競争が９４.８％とそれぞれ０.２ポイント、０.１ポイントの上昇となった。
　一般競争入札実施率は、０.５ポイント上回る９１.３％に。水産は７年連続、建築は５年連続で１００％を記録した。その他部局を含む実施率については、０.３ポイント上昇し９２.３％となっている。
　最低制限価格等と同価での落札は、６８件増の５５０件。契約件数全体に占める割合は１８.２％で、２.９ポイント上回った。工種別では、一般土木が４０件増の２２７件、舗装が２０件増の１２５件などとなった。
　発注機関別にみると、振興局産業振興部は十勝が最多の２９件で、割合にして１.５ポイント下回る２７.１％。建管は、札幌が最も多い１９１件で、１３ポイント上回る６５.４％だった。
　一方、委託の平均落札率は、農政が０.１ポイント上昇し９３.３％、水産が０.７ポイント下降し９０.４％、林務が０.３ポイント上昇し９３.９％、建築が０.２ポイント下降し８７.８％、土木が同率の９３.１％。振興局産業振興部では胆振が最高の９４.４％、渡島が最低の９１.３％、建管では函館が最高の９３.７％、札幌が最低の９１.８％だった。