大船漁港など１１ヵ所／総事業費１００億程度見込む／２４年度水産基盤新規要求地区

　道水産林務部所管の水産基盤整備事業における２０２４年度新規着手要求地区が、本紙調査で判明した。全１１ヵ所のうち、建管実施分は大船漁港（函館市）など９ヵ所。このほか振興局水産課実施分と市町村実施分でそれぞれ１ヵ所となっている。流動的な要素を残すが、これら１１ヵ所の総事業費には約１００億円が見込まれている。

　２４年度道開発事業費等補助要望における水産基盤整備事業の要望額は、国費ベースで前年度比７９.１％増の１７７億２３００万円。本紙調査によると、新規採択については１１ヵ所を要望するもようだ。
　事業主体別にみると、建管が９ヵ所、振興局水産課および市町村が各１ヵ所。総事業費の合計は１００億円程度に上るとみられ、採択となれば初年度に測量・設計などを行い２５年度以降の着工を目指す。

　２４年度新規着手要求地区はつぎのとおり。
建管実施分
◆留萌
▼機能強化
▽臼谷地区・臼谷漁港（小平町）
◆函館
▼機能強化
▽落部地区・落部（東野）漁港（八雲町）
◆函館
▼水産生産
▽大舟地区・大船漁港（函館市）
◆稚内
▼機能保全
▽宗谷地区・宗谷漁港（稚内市）
▽宗谷地区・新湊漁港（利尻町）
◆留萌
▼機能保全
▽留萌地区・臼谷漁港（小平町）
◆帯広
▼機能保全
▽十勝地区・大樹漁港（大樹町）
▽十勝地区・厚内漁港（浦幌町）
◆釧路
▼機能保全
▽根室地区・標津漁港（標津町）

振興局水産課実施分
◆後志
▼調査費補助
▽石狩湾周辺（余市）地区（余市町）

市町村実施分
◆北斗市
▼漁村整備
▽茂辺地地区