障害者スポーツセンター／あるべき機能、整備目標など／国の検討状況を注視／３定道議会一般質問（２２日）

　２２日の第３回定例道議会一般質問で、加納孝之環境生活部長は障害者スポーツセンターに関し「センターのあるべき姿や機能などに関する国の検討状況を注視していく」と述べた。千葉真裕議員（自民党・道民会議）の質問に対する答弁。
　国では、パラリンピック東京大会をレガシーとしてスポーツを通じた共生社会の実現に向けた取組を一層進めるため、障害者スポーツの振興方策を総合的に検討し、報告書を作成。スポーツを実施する拠点や関係者の活動拠点、用具の保管場所や情報拠点といった機能を備えた障害者スポーツセンターの設置については、１８都府県にとどまっている状況を指摘しており、都道府県等に対してセンターの整備を促す方針を打ち出している。
　道は、障害者スポーツの普及に当たって、センターが有する各機能の必要性を認識。障害者スポーツの理解促進と支援の輪の拡大を目的に、北海道みらい運動会や障害者スポーツの体験会を開催するほか、北海道障がい者スポーツ協会と連携のもと指導者研修会の開催や用具の貸し出し事業を実施するなど、実施環境の充実に取り組んできた。
　国では、センターのあるべき機能等について、有識者・関係者の意見も踏まえ指針を示すとともに、整備に関する目標を明示する方針。整備に向けた地方公共団体への支援の充実を図るとしている。