前年度実績１.３倍２３７件／経験企業は３５社増１８１社に／開発局 ＢＩＭ／ＣＩＭ工事等 － ２３年度上期

　開発局は、２０２３年度９月末時点におけるＢＩＭ／ＣＩＭ業務・工事の実施状況をまとめた。実施件数は２３７件で、２２年度実績と比較して約１.３倍増加。内訳は、工事が１２５件、設計が１０７件、測量が５件となっている。経験企業数は３５社増の１８１社に上るなど、取組は着実に広がりを見せている。
　国土交通省は、建設生産プロセス全体への３次元データ等の利活用を通じた品質確保と受発注者双方の生産性向上に資するため、ＢＩＭ／ＣＩＭの取組を推進。２３年度からはＢＩＭ／ＣＩＭを原則適用することとし、実施方針等に基づく取組を展開している。
　開発局においても、建設生産性や安全性向上などの観点から積極的に取組を推進しており、件数は年々増加。１２年度から１７年度までは一桁台で推移していたが、１８年度から２０年度までは１４～１９件で推移している。
　２１年度は８８件、２２年度は１７７件と大幅に増加。２３年度９月末時点では、工事、設計、測量を合わせて２３７件となり、前年度実績と比較して約１.３倍となっている。内訳は、工事が１２５件、設計が１０７件、測量が５件となっている。
　２３年度９月末時点で新たにＢＩＭ／ＣＩＭを経験した企業数は、工事２８社、設計５社、測量２社の３５社。１２年度以降の累計では、工事１１９社、設計３４社、測量２８社の１８１社となり、取組が着実に普及している状況がうかがえる。