トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

先達の偉業たたえ未来へ/十勝川治水促進期成会等/十勝川治水100年記念式典

2023/10/24付 DOTSU-NET NEWS
 【帯広発】十勝川治水促進期成会(会長・米沢則寿帯広市長)、十勝総合振興局、帯広開建は21日、帯広市総合体育館「よつ葉アリーナ十勝」で十勝川治水100年記念式典および記念シンポジウムを開催した。うち記念式典には関係者ら約170人が出席。これまでの治水事業を振り返って先人たちの偉業をたたえるとともに、これからの治水に向けて関係者全員が気持ちを新たにした。

 十勝川における治水事業は1923年、十勝川治水事務所の開設を契機に本格化。以降、十勝川統内新水路や千代田堰堤、十勝ダムなどの整備をはじめ、時には水害に見舞われながらも着実に事業を展開してきた。
 100年の節目を祝した記念式典に際し、帯広開建の井田泰蔵部長は「度重なる自然の猛威を受けながらも水を治めてきた先人たちの努力の積み重ねによって、今やわが国を代表する食料供給基地として成長を遂げた」とする一方、2016年の台風被害などに触れ「十勝川流域の安全・安心の確保、そして地域の発展に向け、事前防災対策に加え、流域治水を連携して推進していきたい」と決意を示した。
 引き続き、国土交通省のこやり隆史政務官が登壇し「(国交省が)流域治水の旗振り役として総合的・多層的な施設整備だけではなく、施設活用といったハード・ソフトを一体的に進めていくことが重要」とし、安全・安心な社会構築を誓った。
 鈴木直道知事に代わって浦本元人副知事は「肥沃で洪水が起きやすい十勝地域において治水は悲願」とした上で「命とくらしを守り、経済活動への影響を最小限に抑えるためにも治水の推進は必要」とし、災害に強い地域づくりへの意気込みを述べた。
 米沢会長は「時に脅威となる母なる川を治めることは地域の発展に欠かせないこと。この100年という節目を契機に、治水の大切さと事業推進に尽力していきたい」とした。
 来賓による祝辞のあと、帯広開建帯広河川事務所の久保徳彦所長がこれまでの治水事業を紹介。先人たちの偉業を振り返りながら、つぎの100年に向けた治水事業への尽力を関係者全員で決意した。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

首位 伊藤組土建26億/本紙集計 3億以上は93社/建管発注工事 上期業者別受注実績

2023-10-24付 DOTSU-NET NEWS

 全道10建管の2023年度上期工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、4件、26億3549万円を受注した伊藤組土建(株)(札幌)。2位以下は、9件、15億109万円の松谷建設(株)(北見)、4件、12億4093万円の宮坂建設工...

道内 各開建で導入検討/札幌導入済 小樽は年度内着手も/国交省 電共事業のPFI手法

2023-10-23付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省が推進する電線共同溝事業でのPFI手法に関し、2023年度は札幌開建が道内で初めて導入を決めたが、他の開建においても検討していく見通しだ。設計から工事、維持管理に至るまでの一連の業務をPFI事業として包括的に発注するもの。本紙調...

道内 測量業811社に/建設コンサル267社、地質調査95社/国交省 建設関連業登録

2023-10-23付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省は20日、2022年度建設関連業登録状況を発表した。道内の状況をみると、測量業は前年度と比較して0.1%減の811社、建設コンサルタントは1.5%減の267社、地質調査業は1.1%増の95社となっている。全国に占める構成比は、測...

アドバイザー制度検討/年度内にも導入 生産性向上など/ICT・BIM/CIM推進へ - 開発局

2023-10-20付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、ICT・BIM/CIMアドバイザー制度の導入に向けた検討を進めている。受注者や地方公共団体等におけるICTのさらなる活用推進に資することが目的。ICT・BIM/CIM活用の先駆者をアドバイザーとして登録し、技術取得や能力向上など...

機器 受注者が準備/費用負担は受発注者協議で/ネクスコ東 遠隔立会を本格運用

2023-10-20付 DOTSU-NET NEWS

 東日本高速道路(株)は、同社発注工事および委託業務における遠隔立会の本格運用を開始した。必要な機器は受注者が準備・運用するものとし、費用負担などについて受発注者協議で対応する。19日に実施要領を制定し、遠隔立会の適用性や実施フローなどを明...

入札公告予定月を記載/WTO対象 施工体制確保など/発注見通し公表で開発局

2023-10-19付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、所管工事・業務の発注見通しの公表に際し、WTO対象案件に限定して入札公告予定月を記載するよう取り扱いを変更した。関係業界団体等からの要望を踏まえたもので、2日付で公表した10月以降の発注見通しから該当案件の公告予定月を明示。取組...

無人地帯を目視外飛行/開発局 石狩川流域で道内初/防災向け自動巡航ドローン実証試験

2023-10-19付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は18日、石狩川流域と千歳川流域で防災向け自動巡航ドローンの実証試験を行った。このうち石狩川においては、垂直離着陸と高速巡航の両機能を備えたVTOL機を使用し、道内初となる無人地帯での目視外飛行を実施。実際の災害現場等を想定しながら...

西村組 3.9億で首位/1億以上受注26社 本紙集計/振興局の水産土木上期業者別実績

2023-10-18付 DOTSU-NET NEWS

 道の振興局水産課が発注した水産土木工事における、2023年度9月末業者別受注実績が本紙集計でまとまった。首位は、オホーツクや宗谷など5振興局から計6件、3億8521万円を受注した(株)西村組(湧別)。2位以下は、6件で3億5508万円の(...