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企業局の体制強化/本紙調査 新部署設置も/半導体工場への送水管整備で - 北海道

2023/10/31付 DOTSU-NET NEWS
 道は、ラピダス社の次世代半導体工場への送水管等の整備に向け、2027年3月までの完成を目指し各検討・準備を進めている。本紙調査によると、企業局内で新部署の設置も視野に入れた体制強化を図るもよう。職員の増員に向け、建設部からも若干名が起用される見通し。

 道は今月、27年の本格稼働を目指すラピダス社による次世代半導体工場の水供給に関し、水源候補地を苫小牧地区工業用水道に決定している。安平川を水源とする苫小牧工水の利用に当たっては、送水管約22キロメートルの敷設やポンプ場の整備を計画し、事業費には170~200億円を試算。事業期間に約3年、工期に約2年を見込んでいる。
 工事については、苫小牧工水を所管する企業局が送水管等を整備し、要した費用の全部をユーザーから分担金として徴収する事例等がある。
 財政負担について道は現在、ユーザーであるラピダス社と協議するとともに、国に対して財政支援を求めている。今月18日には、鈴木直道知事が西村康稔経済産業大臣と会談し、要望書を提出した。
 送水管等の整備について、企業局が担当する場合、通常は工業用水道課が主体となるが、道は27年3月までの完成を目指すために、新部署の設置も視野に入れた体制強化を図るもよう。技術職員等を増員するために、建設部からも若干名が起用となる方向で調整が進められる見通し。

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