ゼロ道債 総額６０億／災復事業費等に１０.８億／道 ４定補正予算案概要を発表

　道は２１日、２８日開会予定の第４回定例道議会に上程する補正予算案概要を発表した。一般会計の総額は１０７億９１４７万円。主なものでは、農業施設および土木施設などの災害復旧事業費等に１０億７６０７万円を計上している。公共事業の端境期における効率的な執行を確保するため、道の単独事業を前倒して実施するゼロ道債は総額６０億円を設定する。
　特別会計では、ラピダス社が建設する次世代半導体工場への工業用水の供給に必要な配水施設を設置するため、１９２億７６６０万円の債務負担行為限度額を設定した。
　道の４定補正予算案の主なものはつぎのとおり。
◆災害関連
▼補助災害復旧事業費＝３億５１９８万円
▽耕地災害復旧＝１億３０１２万円―平取町ほか５市町村
▽林道災害復旧＝１億１６３１万円―滝上町ほか４市町
▽治山災害復旧＝１億５５４万円―様似町ほか２町
▼単独災害復旧事業費＝６億９９２０万円
▽土木災害復旧＝６億９９２０万円―利尻富士町ほか４４市町村１４５個所
▼災害関連事業費＝２４８８万円
▽漁港海岸＝６１４万円―興部町
▽建設海岸＝１８７４万円―興部町
◆投資的事業
▼ゼロ道債＝６０億円（２３年度２１億３２００万円、２４年度３８億６８００万円）
▽特別対策事業費＝５０億円
・道路＝３１億７５００万円
・河川・治山＝１４億６５００万円
▽自然災害＝３億６０００万円
▽公共関連単独事業費＝１０億円
・交通安全施設＝８億６１００万円
・治山・漁港＝１億３９００万円
▼維持的経費＝５億円
▽公共関連単独事業費＝５億円
・道路＝３億６７００万円
・河川＝１億３３００万円
◆特別会計
▽工業用水道事業会計＝１９２億７６６０万円