来年１２月決定目指す／道 国の計画など動向踏まえ／次期強靱化計画策定スケジュール

　道は、次期北海道強靱化計画の策定に向けた、今後のスケジュールを示した。２０２４年１月から８月にかけて有識者懇談会を４回開催し、９月にパブリックコメントを実施する。１１月の有識者懇談会で計画案を検討し、１２月の決定を予定している。

　現行計画は、本道における国土強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、国土強靱化法に基づく地域計画として、１５年３月に策定、２０年３月に改定された。
　概要をみると「大規模自然災害から道民の生命・財産と北海道の社会経済システムを守る」など３つの目標を掲げている。目標の実現に向けて、２１のリスクシナリオを設定し、強靱な北海道づくりのために各施策プログラムを展開している。
　道では、現行計画の最終年度が２４年度であることから、国が検討する５か年加速化対策後の「国土強靱化実施中期計画」の動向や、現在策定作業を進めている「新たな総合計画」を踏まえながら、２４年度中に次期計画を策定することとした。
　策定に当たっては①これまでの取組の点検結果の反映②前回改定以降の社会経済情勢の変化や自然災害等への対応③改正国土強靱化基本法や国土強靱化基本計画の見直し内容の反映―の３つの視点をもとに、学識経験者の意見や、現行計画で想定しているリスクシナリオの検証を踏まえ、必要な施策の検討を行う。
　今後のスケジュールは、２４年１月から８月にかけて有識者懇談会を４回開催し、論点整理やリスクシナリオ検証、施策検討などを行う。
　このあと、９月にパブリックコメントを実施し、１１月の懇談会で計画案を検討。１２月の計画決定を目指す。