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女満別空港~網走間 蘭越~倶知安間 別線整備に/概算事業費は最大1050億、1200億/道横断道2区間の計画段階評価 - 開発局
2023/12/20付 DOTSU-NET NEWS
開発局は19日、札幌第1合同庁舎で社会資本整備審議会道路分科会第35回北海道地方小委員会(委員長・髙橋清北見工業大教授)を開き、道横断道の女満別空港~網走間、蘭越~倶知安間における第3回計画段階評価を行った。両区間とも地域意見聴取の結果等を踏まえた対策案の比較・評価を実施。審議の結果、女満別空港~網走間は別線・市街地アクセスルート約20キロメートル、蘭越~倶知安間は別線整備ルート約25キロメートルを対応方針案とすることを決めた。概算事業費はそれぞれ約900~1050億円、約1000~1200億円。今後は、新規事業採択時評価に向けた検討に移る。計画段階評価は、新規事業採択時評価の前段階において、政策目標を明確化した上でルートなど複数案の比較・評価を行うもの。委員会で米津仁司建設部長は、3回目を迎える両区間の計画段階評価に際し、対応方針案を取りまとめたことを説明した上で「委員の皆さまからの忌憚のない意見を」と呼びかけた。
女満別空港~網走間は、別線・市街地アクセスルート約20キロメートルが別線・一部現道改良ルート約23キロメートルと比較し、輸送時の安定性、高次医療機関への速達性、救急搬送時の安定性、移動時の安全性、地吹雪に対する国道機能の確保など多くの点で優位となっていることを共有。審議の結果、全ての政策目標の達成が概ね見込めることなどから、別線・市街地アクセスルートを対応方針案として選定した。
概算事業費は約900~1050億円。インターチェンジの配置については、津波・洪水浸水想定区域や地吹雪発生区間を回避しつつ、市街地・物流拠点・防災拠点・斜里方面とのアクセス性に配慮するとした。
一方、蘭越~倶知安間は、別線整備ルート約25キロメートルが現道改良・一部別線ルート約28キロメートルと比較し、移動時の安全性、高次医療機関への速達性、搬送時の安定性、地吹雪やスタックに対する国道機能確保などの面で優れていることを報告。工事中の現道交通への影響が小さく、地域が望む事項などにも概ね適切に対応できることから、別線整備ルートを対応方針案とした。概算事業費は約1000~1200億円としている。
インターチェンジは、洪水浸水想定区域や地吹雪発生区間を回避しつつ、市街地・医療拠点・防災拠点・ニセコリゾートとのアクセス性に配慮。災害時の広域的な支援拠点となる陸上自衛隊倶知安駐屯地とのアクセス性にも配慮することを説明した。
委員からは、高規格道路等がもたらす効果も踏まえ「一日も早い整備を」と、早期の事業化・完成を求める声が寄せられた。
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