配水管工事 ２６日にも公告／道企業局 ＷＴＯ対象３件／苫小牧工業用水道配水施設建設

　道企業局は、苫小牧地区工業用水道配水施設建設に係る配水管工事３件を、ＷＴＯ対象一般競争入札で２６日に公告する見通しだ。概算工事費については現在精査中で、早ければ公告日前に公表する工事等情報の確定版において１００万円単位の金額を示す考え。入札日は来年２月２０日を予定している。
　配水管は、ラピダス社による次世代半導体の量産製造に必要な工業用水の供給に向けて整備するもの。施工延長２２キロメートルを８.３キロメートル、６.２キロメートル、７.７キロメートルの３工区に分割して発注する。いずれも設計・施工一括方式を採用し、一般土木や一部鋼橋上部を含む施工業務と土木設計、測量、地質調査の設計業務によるコンソーシアムの結成を求める。
　企業局は、一般競争入札に付すこれら工事３件を２６日付で公告する予定。ＷＴＯ対象案件のため、工事費は現行基準額の２２億８０００万円以上と見込まれている。
　準備が整った場合、公告日前にも工事等情報の確定版を道の調達ポータルサイトで公表する方針。１１月に示した速報版では概算工事費を２億５０００万円以上と記載していることから、詳細な金額を明らかにする。