あす２１日にも一斉公表／追加分 工事４４０件、委託２００件／全道１０建管 工事等情報

　全道１０建管は、早ければあす２１日にも国の現年補正予算やゼロ国債、ゼロ道債などの対象案件を盛り込んだ工事等情報を一斉公表する。本紙調査によると、追加分は工事が４４０件程度、委託業務が２００件程度の計６４０件程度に上る見通し。入札公告は、ゼロ道債対象工事が先行し、現年補正やゼロ国債分に関しては、年明けから本格化するものとみられる。
　国の２０２３年度補正予算等に対応した道の補正予算は、４定道議会に追加提案し１４日の本会議で可決。２３年度現年補正予算の建管執行分は６５２億４２００万円で札幌、函館、室蘭、旭川、稚内など計８建管にそれぞれ５０億円以上の予算を措置した。
　ゼロ国債の建管別執行分は８億７４００万円。小樽、函館、稚内、網走、釧路の５建管に予算を計上している。
　４定道議会では、追加提案分に加え、冒頭に提案した補正予算を議決。投資関連では、総額６０憶円のゼロ道債を設定した。このうち、建管執行分は５２億２０００万円となっている。
　２１日にも公表する工事等情報は、これらの現年補正予算やゼロ国債、ゼロ道債に基づく案件を中心に構成。追加分は工事が４４０件程度、委託業務が２００件程度の計６４０件程度に上る見通しだ。
　工事の追加分を建管別にみると、札幌が６０件程度、函館、網走、帯広、釧路が５０件程度、小樽、室蘭、旭川、稚内が４０件程度などとみられる。
　２４年度の早期発注分を盛り込んだ工事等情報については、年明けに別途公表を予定している。