工事４３８件、委託１８８件／工事追加分 札幌６０件、帯広５４件／１０建管が工事等情報公表

　全道１０建管は、きょう２１日付で年度内発注分の工事等情報を一斉公表する。国の２０２３年度現年補正予算やゼロ国債、ゼロ道債などの対象案件を中心としたもの。追加分は本紙集計で工事が４３８件、委託業務が１８８件の計６２６件に上る。工事の追加分を建管別にみると、札幌が最多の６０件、以下、帯広が５４件、函館が５１件などと続く。入札公告は年明けから本格化する見通し。

　国の２３年度現年補正予算等に対応した道の補正予算は、４定道議会に追加提案し１４日の本会議で可決。建管が執行する２３年度現年補正予算案は６５２億４２００万円、ゼロ国債は８億７４００万円となっている。
　４定道議会では、追加提案分に加え、冒頭に提案した補正予算も議決。投資関連では、総額６０億円のゼロ道債を設定した。このうち、建管執行分は前年度と同額の５２億５２００万円となっている。
　きょう２１日付で公表する工事等情報は、これら現年補正予算やゼロ国債、ゼロ道債のほか、当初からの変更・中止分で構成。小樽や函館、稚内、網走では災害復旧工事を盛り込んでいる。全道の追加分は工事が４３８件、委託業務が１８８件の計６２６件に上る。
　工事の追加分は、札幌、帯広、函館のほか旭川、網走、釧路を加えた６建管で４０件以上に。委託業務は３１件の函館と網走のほか、札幌を加えた３建管で２０件以上となった。
　入札公告は年明けから本格化し、２、３月に開札が集中する見込み。