１月第２週にも公表／国の現年補正予算繰越分など／１０建管 ４月以降の発注情報

　全道１０建管は、２０２４年４月以降に発注予定の案件を対象とした、工事等情報の公表に向けた作業を進めている。国の２３年度現年補正予算に係る繰越分や災害復旧などが盛り込まれる見込み。本紙調査によると、早ければ来年１月第２週にも公表となる見通しだ。

　国の２３年度現年補正予算等に対応した道の補正予算は、４定道議会で成立。１０建管は２１日付で、現年補正やゼロ国債などを盛り込んだ工事等情報を公表している。
　追加分の全体件数をみると、工事が４３８件、委託業務が１８８件の計６26件に上っている。
　建管別の工事追加件数は、札幌が６０件、帯広が５４件、函館が５１件などとなっている。
　委託業務では、函館と帯広が３１件で、札幌が２１件などと続いた。入札公告は年明けから本格化し、２、３月に開札が集中する見込み。
　現在、全道１０建管では、国の補正予算に係る繰越分や災害復旧など、４月以降発注予定の案件を盛り込んだ工事等情報の公表に向けた作業を進めている。流動的な要素を残すが、来年１月第２週にも公表となる公算が大きい。
　このほか、複数の建管では国の補正予算やゼロ道債等に係る３月発注の追加・変更分を対象とした工事等情報の公表を計画している。
　現時点では、１月末の公表を予定しているもようだ。