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北海道バレー構想実現へ/苫小牧にデータセンター進出

2024/01/05付 DOTSU-NET NEWS
 ラピダス社は、今後も2棟以上の建設を計画。小池社長は、工場を中心に周辺一帯を半導体やデータセンターなどの最先端企業が集積する「北海道バレー構想」に発展させる考えを示す。
 その実現を後押しするように、ソフトバンク(株)(東京)は苫小牧市内の苫小牧東部地域に国内最大規模のデータセンターを建設することを発表。国内のデータセンターは、東京と大阪の都市圏内に集中しており、首都圏での災害発生時のリスクに備え、地方への分散化が求められている中での進出となった。
 新たに建設するデータセンターは、26年の稼働を予定しており、総事業費は650億円を超える見通し。国は最大で300億円の補助を行うこととしている。
 ソフトバンクの宮川潤一社長は、鈴木知事との意見交換で「苫小牧は寒冷地のため、冷却の費用を首都圏と比べ約7割削減できる」と優位性を強調。データセンターでは、AIを学習させ、いろいろな地域で使えるサービスモデルを構築する方針を伝え「日本の脳みそを北海道につくる。一気にやるので期待してほしい」とした。また、北米や欧州と直接通信ケーブルを結ぶ構想を明かし「日本の中心地になれるチャンス」と本道のポテンシャルに期待を寄せた。
 道は、ラピダス社やデータセンターの立地を最大限に生かし、道内経済全体の活性化を図るべく「北海道半導体関連産業振興ビジョン」を23年度内にも策定する方針。
 オール北海道で目指すべき方向性を共有し、道民や事業者がメリットを実感できるよう、検討を進めていく。

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2024-01-05付 DOTSU-NET NEWS

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2023-12-26付 DOTSU-NET NEWS

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2023-12-26付 DOTSU-NET NEWS

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2023-12-25付 DOTSU-NET NEWS

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