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積算 データ活用し効率化/24年度以降の検討内容など議論/国交省 BIM/CIM推進委

2024/02/26付 DOTSU-NET NEWS
 国土交通省は22日、東京都内で第11回BIM/CIM推進委員会を開催した。BIM/CIM原則適用のフォローアップと2024年度以降の検討内容等について議論。24年度以降の取組をみると、積算は、手入力が多い状況を踏まえ、システム改良・開発によってデータを活用し効率化を図る方針を示した。技術基準も、原則適用によって変更した内容が反映できていないことから、まずは3次元成果物作成要領の改訂に着手すると説明。24年度中の改訂を目指すとした。
 会合では、BIM/CIM原則適用のフォローアップと24年度以降の検討内容等を議論した。昨年12月時点の実施状況をみると、業務の義務項目は「出来あがり全体イメージ」が最多の218件、推奨項目は施工ステップが116件。工事の義務項目は「現場作業員への説明」が76件、推奨項目は「施工ステップの確認」が111件だった。
 発注者を対象としたアンケート調査結果も紹介され「3Dモデルに寸法表記がないので確認に時間がかかる」「基準類が多すぎる」などの課題が浮き彫りに。環境整備、常時3Dモデルを加工・編集できる機会の拡充を求める声もあった。
 こうした課題を踏まえた24年度以降の取組については、積算は手入力が多い状況を踏まえ、システム改良・開発によってデータを活用し効率化を図る方針を提示。設計数量管理機能は24年度から2ヵ年にわたって改良し、26年度以降の運用を予定する。
 技術基準に関しても、原則適用によって変更した内容が反映できていないことから、まずは3次元成果物作成要領の改訂に着手すると説明。改訂に当たっては、プロジェクトチームを設置し、関係機関との連携のもと24年度中に改訂する見通しとなっている。
 このほか、ICT施工におけるBIM/CIMデータの有効活用では、設計と施工で円滑なデータの引き渡しを行い、追加コストが少なく、ICT建機で利用することを目指す。これらの実現に向け、今後、施工段階で活用可能なデータの周知を行うとした。

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2024-02-20付 DOTSU-NET NEWS

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