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基本高水のピーク毎秒 沙流川7500立方メートル/新洪水調節施設の可能性検討/国交省 社整審河川分科会

2024/03/21付 DOTSU-NET NEWS
 国土交通省は19日、東京都内で第67回社会資本整備審議会河川分科会を開き、鵡川水系、沙流川水系に係る河川整備基本方針の変更案について審議した。気候変動による降雨量の増大を考慮した基本高水のピーク流量は、鵡川水系で毎秒4100立方メートル、沙流川水系で毎秒7500立方メートルと設定する方針を提示。両水系とも中・上流域では、既存ダムの洪水調節機能の最大限の活用を検討する。沙流川水系においては、新たな洪水調節施設の可能性を検討することも示した。

 河川整備基本方針は河川法に基づき策定するもの。長期的視点に立った河川整備の基本的な方針を記述しており、基本高水ピーク流量や河道と洪水調節施設の配分流量などを定めている。
 一方、近年は大雨による災害が相次いで発生。今後も気候変動による降雨量の増大や海面水位の上昇などが懸念されており、現行計画の整備完了時点では、実質的な安全度が確保できない可能性がある。
 河川整備基本方針の見直しは、こうした状況を踏まえたもの。将来の気候変動の影響などを考慮した基本高水ピーク流量などを反映するほか、流域治水の考え方なども盛り込むとしている。
 気候変動による降雨量の増大を考慮した結果、基本高水のピーク流量は、鵡川水系が基準地点鵡川において現行の3600立方メートルから毎秒4100立方メートルと設定。沙流川水系が基準地点平取において、現行の毎秒6600立方メートルから毎秒7500立方メートルと定める。
 計画高水流量の検討、設定に当たっては、流域治水の視点も踏まえ、流域全体を俯瞰した貯留・遊水機能の確保など幅広い検討を実施。河道配分流量の増大の可能性も検討し、技術的な可能性、地域社会への影響等を総合的に勘案し、計画高水流量を設定するとしている。
 洪水調節施設等に関し、沙流川流域には、既存の二風谷ダム、平取ダム、岩知志ダム、奥沙流ダムの4基が存在。将来的な降雨予測精度の向上を踏まえ、流域内の既存ダムの最大限活用を含めた、洪水調節施設等の貯留・遊水機能の確保により、河道への配分流量の低減が可能としている。
沙流川水系では、水田での田んぼダムも検討中としている。

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