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24年度 大空町など現地調査/秋にも整備手法参考資料素案/河川掘削土の客土有効性検討 - 道農政部
2024/03/18付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、河川掘削土等を活用した客土の有効性の検討に取り組んでいる。2024年度は、北見市常呂と大空町女満別での現地調査やモデルほ場の農家を対象としたアンケート調査などを経て、整備手法参考資料を作成する。実際の掘削土の活用事例に基づき、河川管理者との手続きの流れや導入後に必要な調査などについて記載する予定で、秋にも素案を作成する。同部では、河川工事で排出される掘削土に着目し、21年度から一様の土質状態で一定の供給量の確保が見込める河川掘削土を客土材として活用するモデルほ場を設定。通常の客土を施工したほ場との比較を通して、収量や土壌の物理性などに関する調査を進めている。
22年度から23年度における土壌の変化をみると、蘭越町のほ場では作土層の下層で透排水性が低下した一方、化学性で基準程度を維持。北見市常呂では客土材の混和に伴い保水性・排水性が改善されるなど、良好な状態が確認されている。
23年度に実施した生育・収量調査では、北見市常呂のほ場でコムギが生育・収量・品質とも通常の施工区と同等程度、バレイショでは収量・品質の点で通常を上回る結果に。
植栽密度や土壌の化学性など状況は異なるものの、これまでのアンケート結果からも客土によるほ場状態に満足している農家が多いことが明らかになっている。
このほか河川部局と連携し、ストックヤードの土量や土質などが分かる一覧表を入手。14河川70ヵ所について、全道の振興局で情報を共有した。
24年度は、北見市常呂と23年度に客土材を搬入した大空町女満別で引き続き作物の生育状況などを調査する予定。成果品となる参考資料は、24年秋ごろに素案を取りまとめる。
客土実施時の選択肢として、振興局が農家への提案、合意後の事業計画への反映などに活用できるよう、事例をもとに必要な手続きや調査について紹介する内容とする方針だ。
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