完全週休２日など加点／最大２点 営繕以外対象／工事成績評定要領の運用改正 － 開発局

　開発局は、請負工事成績評定要領の運用を一部改正した。考査項目のうち創意工夫における「働き方改革」の項目で、週休２日制適用工事における完全週休２日（土日）、週休２日交替制適用工事における月単位の週休２日の達成を加点評価。従前からの担い手確保に向けた取組との複数評価として、最大２点を付与する。新たな取り扱いは営繕工事以外が対象。１日以降の入札公告分から適用している。

　これまで創意工夫における「働き方改革」の項目では、若手や女性技術者の登用など、担い手確保に向けた取組を評価。複数事項への取組や実施状況の内容に応じて、１点、２点で評価していた。
　１日以降の入札公告分からは、担い手確保に向けた取組に加え、現場閉所による週休２日制適用工事における完全週休２日（土日）、週休２日交替制適用工事における月単位の週休２日の達成も評価対象に。配点に変わりはなく、最大２点と定めている。
　開発局が過日策定した週休２日施工の実施要領をみると、達成状況は、工事期間中に受注者から提出された現場閉所を確認できる資料等（現場閉所実績が記載された工程表や休日等の作業連絡記録、安全教育・訓練等の記録資料等）によって確認する。
　全ての週で土日現場閉所を実施する完全週休２日（土日）の判定フローでは、「週」は日曜日から土曜日の７日間と規定。工期始期・終期、年末年始休暇、夏季休暇などにより、７日間に満たない期間は達成判断の対象外としている。
　一方で「地元説明会など発注者の指示により、受注者の責によらず土曜日または日曜日かその両方を閉所していない場合、代替日を設定している際は達成したとみなす」としている。
　月単位の週休２日については「月」は暦の月に基づくものとし、暦上週休２日の閉所では２８.５％に満たない月は、その月の土曜日・日曜日の合計日数以上に閉所を行っている場合に、４週８休（２８.５％以上）を達成しているものとみなす。
　このほか、創意工夫における「新技術活用」についても、本省の方針に準じた改正を実施。複数の技術の評価に際し、活用した技術数に応じ複数の評価項目を選択することを可能とする取り扱いに変更はないが、配点は従前の最大３点から最大２点に改めている。
　複数の技術が同一の評価項目に該当した場合、該当技術数に対し各項目の加点点数を掛け合わせたものを評価の点数とする場合も最大２点の加点とする。