札幌２２３億、函館１５１億／道建設部 月内にも発注情報／２４年度建管別・事業別配分額

　道建設部は、２０２４年度当初予算に基づく建管別・事業別配分額をまとめた。総額は２３年度２定現計比５.１％増の１２１４億７４００万円で、うち補助金と交付金を合わせた公共は６.４％増の９７２億６２００万円、単独は０.４％増の２４２億１２００万円となった。建管別では札幌が最も多い２２２億５２００万円を計上。以下、函館が１５０億９２００万円、旭川が１３２億７０００万円、帯広が１２４億９６００万円などと続いた。配分額の決定を踏まえ、各建管では、早ければ月内にも工事等情報を公表する見通し。
　公共予算は、道開発事業費分と社会資本整備総合交付金などの全国枠分を合算したもの。建管への配分総額は６.４％増の９７２億６２００万円となっている。
　建管別では、札幌が１８０億６０００万円、函館が１２７億５６００万円、帯広が９９億８６００万円など。事業別にみると、道路が１２.８％増の４０７億６１００万円、河川・ダムが１.７％減の２４４億１８００万円、砂防等が１２.７％増の９９億１００万円、漁港等が５.２％増の１１０億９１００万円などとなった。
　単独予算は０.４％増の２４２億１２００万円。建管別では、札幌が４１億９２００万円、旭川が３３億７８００万円などとなっている。事業別の内訳は道路が０.３％減の１４１億７０００万円、河川が３.２％増の６５億１００万円などを計上している。
　これらの予算によって道路では札幌北広島環状線の整備着手など、河川では雨竜川大規模特定河川事業などを着実に進めていく。