実施率８３％に上昇／経験企業数は２５社増２２０社／開発局 ２３年度ＩＣＴ活用工事

　開発局は、２０２３年度におけるＩＣＴ活用工事の実施状況をまとめた。全体では対象工事の８３％に当たる３７７件で実施。実施率は、前年度実績と比較して４ポイント上昇した。ＩＣＴ活用経験企業者数は２５社増の２２０社となっている。

　開発局は、建設現場の生産性向上に資するｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎを積極的に推進。地域を支える建設業の健全な発展を後押ししている。
　２３年度におけるＩＣＴ活用工事の状況をみると、対象工事４５３件のうち８３％に当たる３７７件で実施。前年度実績と比べ、件数は４７件、実施率は４ポイント上昇した。
　工種別にみると、ＩＣＴ土工は対象工事の９１％に当たる２４０件で実施。港湾浚渫工、地盤改良工、法面工、構造物工は１００％に達している。
　ＩＣＴ活用経験企業数は２５社増の２２０社に。Ａランク企業は１０割、Ｂランク企業は７割が経験している。開発局では、ＩＣＴ活用工事のさらなる普及に向け、発注者指定型、総合評価落札方式で加点する施工者希望Ⅰ型の適用拡大などといった取組を進める。
　工種別実施件数はつぎのとおり（カッコ内％は実施率）。
▼全体＝３７７件（８３％）
▽ＩＣＴ土工＝２４０件（９１％）
▽ＩＣＴ舗装＝４６件（８７％）
▽ＩＣＴ港湾浚渫＝７件（１００％）
▽ＩＣＴ河川浚渫＝ゼロ
▽ＩＣＴ地盤改良＝３件（１００％）
▽ＩＣＴ法面＝６件（１００％）
▽ＩＣＴ舗装修繕＝３７件（５４％）
▽ＩＣＴブロック据付・港湾＝８件（５０％）
▽ＩＣＴ基礎・港湾＝９件（７５％）
▽ＩＣＴ本体・港湾＝３件（７５％）
▽ＩＣＴ海上地盤改良＝４件（６７％）
▽ＩＣＴ構造物＝１４件（１００％）
▽ＩＣＴ小規模土工＝ゼロ