首位はこぶし建設 ８億／本紙集計 １億以上受注８０社／振興局農業２３年度工事翌債等実績

　道の各振興局産業振興部が発注した農業農村整備事業の２０２３年度翌債・ゼロ国債工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、空知から４件、７億９５９５万円を受注したこぶし建設（株）（岩見沢）。以下、（株）中山組（札幌）が４件で７億６１２４万円、（株）砂子組（奈井江）が２件で６億１８８０万円などと続く。受注総額は、２２年度翌債・ゼロ国債工事実績と比べ１１.４％増の２２６億３８００万円だった。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２３年度翌債・ゼロ国債工事を全額カウントした。ＪＶは出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　総受注業者数は、２２年度翌債・ゼロ国債実績と比べ４社減の１７１社。１社当たりの平均受注額は、１億３２３９万円で１６２７万円の増となった。
　上位３０社のうち、ランク圏外からの昇格業者をみると、（株）田端本堂カンパニー（三笠）は４位、（株）遠藤組（新十津川）は６位、富岡産業（株）（深川）は９位、（株）北興建設（北竜）は１０位、芙蓉建設（株）（美幌）は１１位、馬淵建設（株）（岩見沢）は１６位、新谷建設（株）（旭川）は２０位、光栄建設工業（株）（深川）は２２位、白木建設工業（株）（倶知安）は２３位、（株）日星電機（札幌）は２５位、（株）橋本川島コーポレーション（旭川）は２７位、（株）富樫組（三笠）は２８位、（株）共成建設（稚内）は２９位、三鉱建設（株）（砂川）は３０位に。前年度同期の実績がなかった（株）アラタ工業（上富良野）は１２位、福中建設（株）（岩見沢）は１７位に食い込んだ。
　５億円以上の受注業者は２社増えて３社に。３億円以上は１６社、１億円以上は８０社でそれぞれ２社、６社の増となった。受注額が増加したのは皆増を含め１２０社で、このうち２０社が２倍以上伸ばしている。