２２日付で初弾工公告／新営は発注者指定方式を採用／開発局営繕部 月単位の週休２日

　開発局営繕部は、所管発注工事において月単位の週休２日の取組を進める方針を固め、きょう２２日付で初弾となる「月寒庁舎２４構内整備」を入札公告する。取組の推進に当たっては、新営工事で発注者指定方式、その他の工事で受注者希望方式を採用。受注者希望方式の場合についても、通期の週休２日は必須となっている。１日以降の入札手続き開始案件から適用する。
　全工事で原則化していた通期の週休２日の達成状況、時間外労働の上限規制適用を踏まえたもの。直轄土木工事と同じく週休２日を月単位で推進する。
　予定価格の積算で労務費に乗じる補正係数は、月単位１.０４、通期１.０２と設定。事後確認で現場閉所が達成できていなければ、補正分を減額変更する。
　新営工事は発注者指定方式、その他の工事は受注者希望方式を採用。ただし、地域の実情等によって対応が困難な工事は対象外としている。
　他部門で適用している完全週休２日の達成に伴う工事成績での加点措置は、現行の評定要領で週休２日の確保を標準項目として設定していることから、新たな加点対象とはしない。直轄土木工事と異なり、土日のみに施工が限られるなど、特に改修に顕著な建築工事の特性に配慮する。
　ただし、提出された工程表が月単位の週休２日または通期の週休２日の取得を前提としていないなど、明らかに受注者側に取組姿勢が見られない場合は、成績評定の点数を減ずる。