７７地区、１７３７億円／本年度開始は４２地区に／道農政部 道営農業調査計画地区

　道農政部は、道営農業農村整備事業の２０２４年度調査計画地区概要をまとめた。全道の地区数は７７地区で、総事業費は１７３７億３０００万円。前年度と比べ２６地区の減となったものの、金額では６１億９５００万円増加した。本年度から調査を開始する地区は４２地区で、総事業費には７４２億５０００万円を積み上げている。

　ハード事業のみを対象に集計した。２ヵ年調査の内訳は、１年目が２７地区で６６３億６０００万円、２年目が３５地区で９９４億８０００万円。単年度調査は、１５地区で７８億９０００万円となっている。
　振興局別にみると、空知が地区数、事業費いずれも最多の１７地区で５６１億８０００万円。このほかオホーツクが１４地区で４５２億４０００万円、十勝が１２地区で２３８億７０００万円、上川が８地区で１５９億４０００万円などと続いた。
　事業別の地区数と総事業費はつぎのとおり（全て補助金事業）。
▼農地整備事業
▽経営体育成型＝４地区―８７億円
▽中山間地域型＝１７地区―５２９億６０００万円
▼草地畜産基盤整備事業
▽道営草地整備＝３地区―２１億５０００万円
▽公共牧場整備＝２地区―３５億４０００万円
▼農地中間管理機構関連農地整備事業＝１地区―２５億円
▼畑地帯総合整備事業
▽畑地帯総合整備型＝７地区―１７９億円
▽畑地帯総合整備中山間地域型＝２１地区―５３５億円
▼水利施設整備事業
▽基幹水利施設整備型＝１地区―８億円
▽基幹水利施設保全型＝５地区―５３億２０００万円
▽農地集積促進型＝３地区―１２５億円
▼農道・集落道整備事業＝５地区―３９億２０００万円
▼営農飲雑用水施設整備事業＝４地区―８７億円
▼農村地域防災減災事業＝４地区―１２億４０００万円