国費 １１２％増２８３１億円／建設部 交通網整備など／道開発事業費等補助要望概要

　道建設部の２０２５年度道開発事業費等補助要望概要がまとまった。国費ベースの要望額は２４年度予算額と比べ１１２％増の２８３１億円。内訳をみると、道開発事業費分が６８％増の１６９２億円、社会資本整備総合交付金など道開発事業費外の全国枠分が２４９％増の１１３９億円となっている。
　道開発事業費は、防災・減災対策や長寿命化対策、交通ネットワークの整備など必要な社会資本整備を着実に進める観点から、２４年度予算額と比べ６８％増の１６９２億円を要望する。
　区分別の要望額をみると、道路整備が３５％増の３６０億円、治山治水が１０４％増の２２０億円、住宅都市環境整備が２４％増の６８億円、公園水道廃棄物処理等が１２０％増の４４億円に。社会資本総合整備は、７８％増の９９９億円に上っている。
　道開発事業費外では、道路の防災対策をはじめとする各種整備の推進に向けて約3.５倍となる１１３９億円を要求。社会資本総合整備は２７５％増の１０４８億円、社会資本総合整備以外は９５％増の９２億円を求める。
　２４年度予算額に２３年度補正予算の防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策分の３４４億円を加えた１６８０億円との比較では、６９％の伸びを示している。