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3月末時点 1.6兆円試算/道建設部 橋梁は7千億見込む/中長期的な維持管理・更新コスト

2024/07/11付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、所管施設の中長期的な維持管理・更新コストの見込額をまとめた。橋梁やトンネル、ダム、砂防設備など19種の維持管理・更新に係る経費について、ことし3月末時点での試算額を算出したもの。合計は1兆5642億円に上っており、主な施設として、橋梁に7000億円、終末処理場および中継ポンプ場に3533億円、道営住宅に783億円、舗装に701億円などを見込んでいる。

 高度経済成長期に建設された公共施設の老朽化が進行し、一斉に更新時期を迎える中、道建設部は予防保全型インフラメンテナンスの重要性を強く認識。対象数が最も多い橋梁の状況を追うと、30年後には、建設から50年を超える施設が88%に達するとのデータが示されており、道民の安全・安心を確保するための強靱化が求められている。
 こうした中、道建設部は所管施設の中長期的な維持管理・更新に注力。橋梁やトンネル、シェッド・シェルター、大型カルバート、舗装、終末処理場および中継ポンプ場、砂防設備、道営住宅など19種の施設を対象に、それぞれの計画期間に投じる経費の見込額を示した。
 ことし3月末時点の試算額を算出したもので、合計は1兆5642億円。内訳をみると、橋梁、終末処理場および中継ポンプ場、道営住宅、舗装のほか、道路付属物に632億円、砂防設備・地すべり防止施設・急傾斜地崩壊防止施設・雪崩防止施設に605億円、管路等に583億円などを見込んでいる。

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モデル工事6月末 9振興局38件/現地検討会で施工業者拡大/道農政部 ICT活用促進へ

2024-07-11付 DOTSU-NET NEWS

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首位は西村組 4億円/本紙集計 1億以上受注16社/道 水産土木6月末業者別実績

2024-07-10付 DOTSU-NET NEWS

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2024-07-10付 DOTSU-NET NEWS

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2024-07-09付 DOTSU-NET NEWS

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27件、546億円を執行/平均落札率 1.7P増96.1%/東日本高速道路の23年度契約状況 - 道支社発注分

2024-07-09付 DOTSU-NET NEWS

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導入目指し準備本格化/HOCTECのシステム利用も/道建設部 参加資格申請の電子化

2024-07-08付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、2025・26年度競争入札参加資格審査申請の電子化に向けた検討を進めている。事業者の業務に係る負担軽減やペーパーレス化によるコスト削減などを図るもので、早急な導入を目指して準備を本格化。道内では22年度に北海道建設技術センター...

10~11日 渡島で研究会/モデル事業4振興局5地区で/地域農業に適した畑かん推進 - 道農政部

2024-07-08付 DOTSU-NET NEWS

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2024-07-05付 DOTSU-NET NEWS

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