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技術協力・施工タイプ適用/WTO対象 10月公告を予定/雨竜第2ダムで技術提案・交渉方式 - 開発局

2024/07/19付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は、札幌開建所管の雨竜川ダム再生事業における雨竜第2ダム堤体建設第1期工事の発注で、技術提案・交渉方式の技術協力・施工タイプを適用する方針だ。同タイプでは、優先交渉権者として選定された者と技術協力業務の契約を締結したあと、発注者と優先交渉権者との間で締結される基本協定に基づき価格等の交渉を実施し、交渉が成立した場合に工事の契約を締結。開発局発注案件としては2例目の採用で、WTO対象として10月に公示予定としている。

 技術協力・施工タイプは「発注者が最適な仕様を設定できない工事」または「仕様の前提となる条件の確定が困難な工事」において、発注者がより強く設計に関与する必要がある場合などに適用するもの。
 国土交通省の運用ガイドラインによると、技術提案に基づき選定された優先交渉権者と技術協力業務の契約を締結し、別の契約に基づき実施している設計に技術提案内容を反映させながら価格等の交渉を行い、交渉が成立した場合に施工の契約を締結するとしている。
 直轄工事を中心に全国で取組が進む中、開発局発注案件では、2022年度に「幾春別川総合開発三笠ぽんべつダム堤体建設第1期」で適用。雨竜第2ダム堤体建設第1期工事での適用は2例目となる。
 工事区分は一般土木で、工事規模は50億円以上。公示は10月、技術協力業務の契約は第4・四半期を予定している。
 工事内容は、基礎掘削5万3000立方メートル、コンクリート打設2万8000立方メートル、基礎処理2200メートルなど。工期には約50ヵ月間を見込んでいる。

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