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点検結果修繕履歴 維持管理活用へ/道建設部 舗装・治水ダム対象/長寿命化計画に基づくDB作成
2024/07/22付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は本年度、舗装および治水ダムを対象とし、長寿命化修繕計画に基づくデータベースを作成する方針だ。予防保全型のインフラメンテナンスを推進するため、過去の点検・診断の結果や修繕履歴などのデータを集積し、今後の維持管理に活用するもの。現在は両施設とも長寿命化修繕計画に係る2巡目の点検を進めており、円滑な業務遂行を目指し、運用開始に向けた準備を急ぐ。本道では高度経済成長期に建設された公共土木施設が一斉に更新期を迎えており、道建設部は近年、道民の安全確保を目的とした対策に注力。トータルコストの縮減・平準化を図る観点から、予防保全型のインフラメンテナンスに取り組んでおり、対象施設ごとに長寿命化修繕計画を策定して修繕・更新を効率的に進めている。
施設の点検・診断結果や修繕履歴などを集積し、今後の維持管理に活用するため、データベースを運用。2011年度に2メートル以上の橋梁から運用を開始し、16年度には横断歩道橋、トンネル、シェッド、大型カルバート、18年度に砂防関連施設などの詳細な状況をデータ化している。
本年度は舗装および治水ダムに関するデータベースを作成する方針。舗装は延長1万848キロメートルを対象とし、記録を集積する。広域分散型の地域構造を有する本道においては、道路交通ネットワークの充実化が不可欠で、最適な工法の選択に役立つデータの存在は業務円滑化の鍵になりそうだ。
一方、治水ダムの対象は17基で、全てが要対策に。専門家は、近年の気候変動に伴い豪雨被害が断続的に発生している中、治水ダムの機能維持は急務な状況と分析する。
50年経過施設の割合は、現在が6%、10年後が41%、20年度が59%と推移し、対策を急ぐことから、データベースを活用した効率的な整備の実現に力を注いでいく。
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